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施工例

高級老人ホーム BS/CS4K8K化改修工事

100室以上ある大型の高級老人ホームでBS放送の映らない部屋があるという相談を受けまして、調査したところなんとも不可思議な設計にひどく混乱しました。

棟は1から3まであり、1・2号棟では何も問題がないのですが3号棟の一部でBSが映らなくなっていました。映らない原因はいわゆるレベル不足でした。その根本を調べていくうち、なぜ増幅器が必要以上に多数ついているのか、なぜある場所ではCS増幅器が追加されているのか。

当初の設計図が残されており、比較すると後付けでいろいろと改修されていたようでした。

 

おおまかにいうと6F屋上にアンテナがあり、そこから1階事務所内のH.E(といっても館内放送用のOFDM変調器があるだけ)へそこから1号棟、2号棟、3号棟と分配され3号棟の2FのEPS、そこから2F横方向へ約80メートル延びていて、4部屋間隔ごとに増幅器が2台ずつあり、各EPSから3階の各EPSへつながり、4分配されて3階から6階の部屋へつながってました。

各増幅器には十分なレベルで届いているはずなのですが、何故かBS/CSレベルが低くなっており、そもそもこれだけの増幅器いるのか?という感がありました。

 

机上設計で4K放送でも最も遠い部屋の端子でがまん値を超えるくらいのレベルで届くことが確認されました。

 

当初増幅器を入れ替えで対応しようとしましたが、当館には有線放送が配信されており、その帯域をカバーする増幅器は高価でしたが、幸いUV以下は問題がないためUV/BSを分離して4K8K対応のBS/CS増幅器を増設し、無駄な増幅器を取り払い、BSアンテナ・分配器等を4K8K対応の機器に交換する提案をいたしました。

 

早速受注をいただき、工事開始。まずは6F屋上に100cmのアンテナをあげるのに一苦労。屋上に出るには潜水艦の扉(皆、潜望鏡といってるw)みたいなのしかなく、外階段も近くになく、ロープで地上から引き上げました。

 

その後、増幅器・分配器を交換し、作業は順調に進んでいきました。

 

先ほどCS増幅器が追加されているEPSがあるといいましたが、これこそがレベル・品質低下の根本でした。調査時は気が付かなかったのですが、VU/BS混合された信号を分波器で分けているのですが、2台あるUV/BS増幅器のうち、1台にCS増幅器の出力が直でつながれていたのです。

 

あきらかなレベルオーバーで、BS/CSはそこでふん詰まりw

 

CS増幅器と無駄なVU/BS増幅器を取り除き、4K8K対応BS/CS増幅器を設置し

その後すべての機器を交換して作業完了。

 

端末レベルも問題なく無事引き渡し。ただ2部屋程映らないとの苦情が・・・・

訪問してみると、1部屋はアンテナ線を古いビデオデッキからテレビへ送っていたのですがビデオデッキの不具合でアンテナ線をテレビに直結したら映りましたw

 

もう一部屋はVU/BS分波器がVUはBS端子に、BSはVU端子につながっておりました。今まで見れてたのかなww

 

今回は4日間の昼間工事となりました。その間テレビが断続的にみられないにもかかわらず、居住者の方のご理解が得られ、最少人数で施工することにより、大幅な人件費をカット。また、一般の工事では受注する会社、施工会社、その下請けといった多段構造が工事費を押し上げているのが常です。結果、安価な工事費を提案出来ました。

 

 

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